けんいちブログ

「日曜討論での発言(その1)」

2011.11.07

日曜討論での発言(その1)
    ~野田内閣の評価、補正予算、復興増税~
 11月6日のNHK『日曜討論』に出演した。「どうなる与野党攻防 補正予算・復興増税」というタイトルで、8党の国会対策委員長クラスによる討論だった。私も参議院国対委員長として出席した(番組での紹介は幹事長代理の肩書きが使われたが)。
 この番組で私が発言したことをブログで2回にわたって掲載しておく。

【野田内閣の政権運営】


水野

 そもそも選挙の洗礼を経ないまま総理の座をたらい回しするのは怪しからんと言っていたのは民主党自身なわけですけれども、それは別としてもですね、この2か月を見てみると野田政権がまさに官僚依存、特に財務省依存だということがますます明らかになってきたし、そのことをもう隠さなくなってきているわけですね。
 だからこそ政策的には増税一直線だし、そしてその前に本来やるべき、その前提としてやるべき徹底した行財政改革とか無駄の撲滅とかにはもう関心を示さなくなっている。
 その典型的な表れが朝霞の公務員宿舎の問題だと思いますし、だからこそ私たちはそうしたことに対し追及してきましたし、今後も論戦を挑んでいきたいと思います。

【第三次補正予算案の成立は】


水野

 一次補正が4兆円、二次補正が2兆円、そして今回の第三次補正が12兆円といういわば兵力の逐次投入みたいなやり方じゃなくて、私たちみんなの党は最初から大胆な補正予算、まあ30兆円規模と言っていましたが、こうしたことを最初からやっていくべきだと言っていたわけですから、いま早く(成立させろ)と(民主党が)言っても、それならばなぜもっと早い段階で大規模予算を出さなかったのかと言いたくなるわけです。
 私たちも決して復興のための予算に反対しているわけではないですから、これまで一次補正、二次補正にも共に賛成していますけれども、ただその時に大胆な組み替え・修正の動議を出しているわけですね。ですから今回もそうした修正・組み替えを前提としながら審議を推進していくべきだと考えています。
(ただし三次補正の)その背後にある復興を口実にして増税に舵を切っていこうということには明確に反対です。

【復興増税】


水野

 復興増税にしても、その後に控えている消費税増税にしても結局、民主も自民も増税派なんですね。ですから三党協議の形でやり方などについて十分に協議が、増税派同士の間でできるわけでしょうが、私たちみんなの党は「その前にやるべきことがあるだろう」と(主張しています)。
 例えば無駄の温床とされてきたような特別会計、労働保険特会などに切り込むとか、もしくは公務員総人件費の削減をするとか、もしくは国会議員自身が身を切るということでの歳費の削減とか定数の削減をやるべきだと一貫して言っているんですけど、そしてそういう法案も具体的に提出して、それで財源を確保できると主張しているんですけど、そういう法案を出しても残念ながら(他党の反応は)暖簾に腕押しのような状態ですが、しかし私たちは私たちの主張をブレずに今後も訴えていきたいと思っています。
(“その2”に続く。“その2”では復興庁とTPPについての発言を掲載する)

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