けんいちブログ

尊敬する人(その2)

2010.05.29

 前回のブログの続き―尊敬する人PARTⅡ―です。
これまで実際に会った人の中で、感銘を受けた人をあえて一人挙げれば東ティモール初代大統領のシャナナ・グスマン氏(現在は首相)です。
私が外務政務官だった2002年に、来日中のグスマン氏(当時は大統領に当選する少し前でした)と一緒に夕食をしたことがありますが、すごい人だと思いました。
スハルト時代のインドネシア支配に抵抗して独立運動を指導したゲリラ戦の指導者(いわばチェ・ゲバラのようなものか)と聞くと恐ろしい猛者のようですが、実際に会うと温容で知性を醸し出す方でもありました。
東ティモールの指導者としてはこのグスマン大統領の後をついだラモス・ホルタ現大統領(ノーベル平和賞受賞者)も有名です。
私も政務官として同国を訪問した時に面会しましたが、こちらも素晴らしい指導者だと思いました。もちろんこの両氏の事績をすべて熟知しているわけではありませんが、会って感銘を受けたのは事実です。
この2人がリーダーだからこそ東ティモール独立運動に対して国際社会の同情と共感が広がったのでしょう。
 ひるがえって現在の日本の与党のツートップ(いわゆる小鳩)を思い浮かべると、嘆息せざるをえないのが残念なところです。

ページ上部へ