みんなの党が焦っている?(その1)
2011.10.10
みんなの党が焦っている?(その1)
~ちょっとピンぼけな報道~
「みんなの党が焦っている」という報道を最近、時折目にする。民主・自民・公明が三党協議を進める中、蚊帳の外に置かれているからという理屈らしい。
だが私からすればそんなことで焦っているということはまったくない。また代表始め他の役員たちの中にもそんな人はいないと思う。むしろ三党協議路線が深まれば深まるほど“増税の前にやるべきことがある”というみんなの党との違いが鮮明になって、我が党からすれば良いんじゃないか、という感覚の方が総意だと思う。別に強がりを言っているわけでもない。だから「みんなの党を加えた四党協議にしろ」という声など党内で聞いたことがない。
私たちが三党協議に批判的なのは外されているからではない。一つ目の理由は増税路線だからである。私たちはそれは間違った路線だと考えている。少なくとも増税の前には逆立ちしても鼻血も出ないくらいの無駄の削減をやるべきだと考えている。かつては民主党もそれを声高に言っていたはずではないか。
二つ目の理由は国会審議を形骸化するからである。民主・自民・公明で三党協議をして、合意に至るとあとは一気呵成に法案を成立させるという姿が通常国会の後半から目につく。合意しているのだから国会審議などすっ飛ばしてしまえという感じだった。私たちも政党間の話し合い自体は否定しない。しかし国会の場で議論をするのが筋だと考えている。協議の結果、国会審議が空疎になるのでは本末転倒である。
「外されているから焦っている」という論評はちょっとピンぼけだが、この問題についてはまた次回で。
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