バラマキvsバラマキ
2010.06.12
「景気を良くしてくれ」という声には切実なものがあります。民主党議員は3月頃までは「22年度予算が通れば景気が良くなる」と言い、予算が成立した今になると「きちんと執行されれば・・」と言っています。
その平成22年度予算は、そんなに誇るべき内容なのでしょうか。実は恐るべき予算になっています。何がひどいかといえば「税収<国債」という点です。
予算規模は一般会計で92兆円ですが、そのうち税収でまかなえているのはわずかに37兆円です。一方、国債発行額は44兆円。税よりも国債の方が予算の根幹になっています。これでは本末転倒と言わざるをえません。
これまでにも多額の国債が発行されてきたのは事実です。それはそれで問題ですが、税収が基本で足らざる部分を借金で補うというならばまだ分かります。
ところが今年度のように国債が基本などという馬鹿げた予算は財政破綻そのものです。民主党政権のバラマキの結果です。
鳩山前首相の責任は大きいものがあります。そして菅首相も当時、財務大臣としてこの予算成立の中心人物だったのですから責任は免れません。
一方、自民党はどうでしょうか。自民党の族議員は「民主党のバラマキに対抗するためには、さらなるバラマキを行なわなければ選挙は戦えない」という発想を持っています。
二大政党がそんな選挙目当てのバラマキ合戦をしていては、この国は潰れてしまいます。政府は破綻し、国は沈没してしまいます。
そのようなバラマキ合戦に歯止めをかけ、ストップをかけるのも「みんなの党」水野賢一の大きな役割であり、使命だと考えています。
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