中国による一方的な東シナ海のガス田開発に抗議する
2006.04.01
「中国による一方的な東シナ海のガス田開発に抗議する」
東シナ海の日中中間線付近で中国がガス田の開発を進めています。井戸を掘る場所が中間線よりも中国側だったとしても資源の埋まっている海底の構造はつながっているため、このままだと日本側の資源まで吸い取られてしまいます。そこで日本政府は中国に対して一方的な開発の中止を求めていますが前向きの返事がありません。
中国の海底資源へのこだわりは今に始まったことではありません。1971年には突然尖閣諸島の領有権を主張しだしました。その数年前に国連の報告書がこの海域に海底資源が眠っている可能性があると指摘したからです。なりふり構わない資源開発の背景には中国のエネルギー需要がうなぎ登りに伸びていることがあります。経済成長と共に原油や天然ガスを大量消費する姿は「爆食」とまで形容されているほどです(注)。
東シナ海ガス田ではすでに中国による井戸は完成し試掘も実施され、あとは本格的な生産を待つばかりという状況です。つまり一方的に吸い取られる日も近いということです。こうしたことを許さないためにも毅然とした外交姿勢が必要です。中国政府に強く抗議すると共に、日本としても独自に東シナ海ガス田開発に乗り出すべきだと考えます。
(注)近年の世界的な原油価格高騰の理由として中東情勢の不安定さ、昨年のハリケーンによる米国の石油精製施設の損害などもあげられるが、より根本的な原因として中国の急激な需要増により需給バランスが崩れたことがある。
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