けんいちブログ

国会中継

2010.06.21

衆議院議員だった時に選挙区の支援者宅を訪れると、ちょうどテレビの国会中継を見ている(もしくは農作業中にラジオで聞いていた)ところだったということが何度もありました。

 別に国会をさぼって選挙区にいたわけではありません。中継するのは普通は予算委員会なので、予算委員ではなかった私は自分の所属する委員会が開かれていなかったのです。

(テレビ中継が入る予算委員会は全閣僚が出席するため同時刻に他の委員会は開けません)
 こちらは挨拶回り中で、相手は国会中継を見ているわけですから当然、その日の国会の状況については相手の方が詳しいわけです。

「総理もこんな答弁をしているようじゃ駄目だねえ」とか言われても、私はそれを見ていないのでよく分からないとなります。

 日曜日の朝には政治報道番組が多くありますが、同じことが起こります。この時間帯には地元の行事が入りがち(例えばスポーツ行事の開会式など)なので、意外にこうした番組は見逃しがちになります。ここでもまた誰が何を言っているということはテレビを見ていた有権者の方が詳しくなります。

 今は一人一人の有権者が多くの情報を持っている時代です。そして情報を集めようとすればやりやすくなってきました。テレビだけでなくインターネットで一次情報を手に入れることも可能です。国会のインターネット中継のアクセス数も昨年は衆議院で378万件と前年の1.5倍になり過去最高を記録したそうです。

それだけに投票行動も自分の頭で判断する人が多くなるのは当然です。そんな時代に組織固めだけに力を入れる政党は駄目だと思うのですが、どうやら二大政党ともそこから抜け出していないようで・・。

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