けんいちブログ

国会改革編

2000.05.01

「国会改革編」

◆国会議員は多すぎる!まず自らを切る覚悟で改革を、と訴える選挙時のビラ。
衆議院が解散され、総選挙が近づいています。今回の総選挙の特徴の一つは衆議院の定数が20削減されたことです。現在500名の議員数が、今回480名に削減されました。私はかねてから国会議員の数を減らすべきだと主張してきましたから、今回の削減には大賛成です。民間企業がリストラを行い、国家公務員を25%削減する計画がある現在、国会議員だけが安閑としているわけにはいきません。現に、地方議員は、この10年間で全国で、3900人以上も削減されました。この印旛郡市でも、最近、八街市議会、四街道市議会が定数減を実施しました。衆議院議員の定数削減は当然のことです。今後はまだ戦後一度も定数が減らされたことのない参議院の見直しも必要です。

一方で国会というのは、ただ数を減らせばそれでよしというわけではありません。議員の質を高めることも重要です。それには一人一人の国会議員の意識改革も必要です。それと同時に政治家の間にいい意味での競争原理が働くことが重要だと思います。 今、国会では大臣答弁に官僚が助け舟を出すことができなくなりました。選挙においても公開討論会などが頻繁に開催されるようになりました。政治家の能力・識見が吟味される時代がきたのです。その中で、政治家同士が切磋琢磨していけばより良い政治が行なわれていくでしょう。私も政治を志す一人として、研鑚を積み、本当の意味で皆様の期待に応えられるような政治家になれればと考えています。

諸外国の国会議員の定数
アメリカ下院 435
イギリス下院 659
フランス下院 577
韓国国会   273※韓国は一院制

◆水野賢一のひとりごと
前の「印旛沼の水質浄化」に引き続き、これも昨年の衆議院選直前に書いた文章です。選挙が終わって1年たちました。今の衆議院議員数は480名だけど、500名だった時に比べて何にも不自由はありません。もっと減っても大丈夫だと実感。ちなみにこの文章を書いた後で参議院の定数も減らされることが決まりました。今年7月の参議院選挙では5名が減らされます。

小泉総理も「構造改革なくして景気回復なし」をスローガンにしています。「痛みを伴わない改革はない」という声も聞かれます。まさに正論。でも国民に痛みを求めるなら、まず政治家自身が自らの身を削る覚悟を示すことが必要では。
その範を垂れるには議員を減らすことだと思うのですが。

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