けんいちブログ

政治家と年齢(その1)

2010.04.24

 若い候補者は選挙ポスターに名前と一緒に年齢を入れたがる傾向があります。「○○○○ 33歳」という感じです。一方、ベテラン議員が「△△△△ 72歳」と入れることはまずありません。代わりに「経験と実績」というようなスローガンを強調するわけです。

 私が衆議院議員に初めて当選した時は32歳で、500人(いまは定数480人)の衆議院議員の中で最年少でした。その時点では選挙区内の県議会・市議会の方々の中にも私よりも若い人はいませんでした。

2期目になった時、さらに若い小渕優子さんなどが当選してきたので若い方から12番目になり、4期目になると小泉チルドレンと呼ばれるさらに若い人たちがずいぶんと誕生したので順位も若い方から59番目となりました。なにしろ杉村大蔵氏などは昭和54年生まれで私よりも13歳も年少でしたから。

 政治談議の中でよく“年寄りは駄目”とか“若すぎて駄目”という言葉が出ますが、年齢という基準だけで判断すると間違いも生じがちになると思います。

永田町では多くの老害議員も見ましたが、一方で年はとっても研鑽を重ねて新たな知識の吸収に努めている人もいました。要は老壮青のいずれもが切磋琢磨すればよいのですが、この点については、次号で・・。

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