新たな公約?
2010.06.23
民主党が参議院選挙に向けた公約を発表しました。まず内容に大きな問題があります。消費税増税に踏み込んできた点です。これは極めて大きな争点なので、次回か次々回のブログでまとめて持論を述べてみます。
さて民主党がまずやるべきことは、新しい公約を作ることよりも、すでに昨年に約束していたマニフェストを守ることです。それを守らずにいくら新たな目玉政策を打ち出しても、説得力に欠けることこの上ありません。
普天間、高速道路無料化、ガソリン税率などでの約束違反はさんざん指摘されているので、繰り返しませんが、天下り問題もマニフェスト違反の典型です。
あれだけ「天下り禁止」「即時全面廃止」と言いながら、政権を獲ってすぐにやったのが日本郵政の社長人事でした。
ここではわざわざ民間出身の社長を更迭してまで、旧大蔵省出身者を後任に据えました。しかも単なる「出身者」ではありません。キャリア官僚のトップだった事務次官経験者を起用したのです。これを天下りと言わずして、何が天下りでしょうか。
ついでに言えば副社長2人も天下り人事です。こちらは旧大蔵省と旧郵政省の出身者です。そのへんから「この政権はおかしいな」とは思っていましたが、その後ますますひどくなっています。
国家公務員人件費2割削減という約束もどこに行ったのでしょうか。それにより1兆円を捻出するはずでした。
そもそも「公務員労組の支援を受けている民主党には、口先で改革を唱えることはできても、実際の改革などできるわけがない」と最初から思っていましたが、あまりにひどい公約違反には呆れるばかりです。
それにしてもこれまでの約束を反故にしたまま、新たな公約を打ち出すとは・・。その神経の図太さだけは感服します。
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