離党
2010.04.26
本日、自民党に離党届を提出いたしました。私自身にとって離党というのはもちろん初めてのことですから、大袈裟でなく清水の舞台から飛び降りるという気持ちでいます。また4期自民党衆議院議員をつとめた間の様々な思いが去来し心苦しい思いもあります。
このブログの4月21日号をお読みの方はお気付きかもしれませんが、「みんなの党」に入党し参議院選を目指すということが念頭にあるのは事実です。
この点については後日、記者会見で正式に表明させていただきたいと思います。また当ブログでもあらためて述べるつもりでいます。
先例を見ると離党届の受理ではなく除名などの処分もあるようですが、そうしたことは私が決めることではなく、自民党の党紀委員会が決することなのでここでは触れません。
自民党に所属していた時もその政策や体質を常に全面肯定していたわけではありませんが、当時は「自民党公認として議員に選ばれている以上、歯を食いしばってでも党内に残り、その中で必要な声を上げ続けるべきだ」と考えていました。
しかし野党に転落をするという激変を経ても改革への消極姿勢や長老支配が続く党の姿を見ると、むしろこの政党を離れて政界再編を目指す方が良いのではないかと考えるに至りました。
草の根で頑張っている地域の自民党の方々に対しては感謝の思いこそあれ何の不満もありませんが、中枢の本部がしっかりしない以上、この政党に見切りをつける時期かと考えました。
政治家にとって政策や理念には一貫性が必要なのは言うまでもありません。ですから所属政党を転ずることに批判があるのは十分に理解します。ただ私自身の政策や理念がブレたり変わったりしたわけではありません。
政策・理念を実現し、より良い国づくりをするための手法として自民党という耐用年数切れの政党に所属するよりも離党し、再編を目指す方が良いと思うようになったわけです。
私は「党の前に国家国民がある」と信じております。今後とも国家国民のために全知全能をささげる覚悟でおりますので、心情をご賢察のほどよろしくお願い申し上げます。
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