けんいちブログ

驕る平家は久しからず

2010.06.09

『平家物語』の冒頭に“おごれる人も久しからず”という文があります。“驕る平家は久しからず”の語源でしょう。
自民党が300議席という空前の大勝をしたのが郵政選挙でした。しかし次の総選挙で議席を3分の1に減らしました。政策などへの批判もあったでしょうが、驕った姿勢と国民に見られたことも大きかったと思います。
 いま民主党にも驕った姿勢が多く見られます。国会運営での強行採決なども一例ですが、特に選挙で「自分たちに協力すれば予算を付けるが、協力しなければ干乾しにするぞ」と露骨な利益誘導をすることはその典型です。
 私たち「みんなの党」も“人のふりして我が身を直せ”ということで戒めにしなければいけません。まあ衆議院5人、参議院1人という小党ですから驕り高ぶるなど縁遠い話ですが・・。
 それにしても『平家物語』はこう続きます。“たけき者もついには滅びぬ ひとえに風の前の塵に同じ”。
確かに風が吹くと塵は飛ばされてしまいますが、政治家も風(逆風)が吹くと飛ばされてしまいます。まあ塵のような存在ということでしょうか。

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