けんいちブログ

鳩山首相の辞任

2010.06.03

  鳩山首相が辞意を表明しました。
内閣支持率が2割を切ると退陣が近いという経験則があるので、驚きはしませんが、これまで「選挙を経ないで政権をたらい回しするのはけしからん」と自民党を批判していたはずの民主党自身が同じことをするわけですから、呆れはします。
 辞任の理由は明らかです。低支持率の鳩山内閣で夏の参議院選挙を迎えたら、民主党が壊滅的な打撃を受けるのは明白だったからです。
 不人気な鳩山首相・小沢幹事長が「辞任カード」を切ることで、局面を打開しようとしているわけです。
 確かに鳩山首相は、個人としても宰相の資質に欠けると思えることが多くありました。政治とカネの問題や発言の軽さはその代表例です。
 ただ表紙を変えただけで、本当に民主党が変わったと言えるのでしょうか。とてもそうは思えません。
こうした人を代表として担いできた党の体質にも問題があるからです。しかもつい最近までこの鳩山・小沢体制にほとんど誰も異議を唱えてこなかったのです。
 いよいよ告示が近づいた今になって、選挙目当てで顔を変えたからといって、民主党への有権者の期待が高まるとは思えません。その意味では夏の参議院選挙への影響は限定的なものかと思います。
私たち「みんなの党」は選挙目当ての首相たらい回しに幻惑されることなく、真摯に自らの主張を訴えていくだけです。

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