7/9定例会見
2014.07.09
集団的自衛権については、閣議決定を先日政府が行ったわけですけど、私達としては一定の理解と評価はあるわけですが、それに対して政府としてこれだけ重要な問題ですから、国会に於いての十二分な質疑や説明責任というのは政府側にあるというのは申し上げるまでもないことですし、先程一定の理解、評価というのは集団的自衛権の行使を容認するという解釈をすることによって東アジアに於いての例えば、中国の軍拡とか北朝鮮の状況などを考える中で、これが抑止力として機能するということを期待するわけですから、そうしたことが政府側の抑止力を高めることになると仰るんであれば、そのことは一番情報を持っている政府がしっかりと説明を果たしていくということは責任があるのは事実ですので、14日、15日に集中審議という動きが衆議院、参議院であるようでありますけど、何も衆参1日ずつやれば事足りるというのではなくて、しっかりとした説明責任を果たしてもらうように求めたいと思います。
そして、本日の役員会の中では、女性の社会進出、特に政治への進出というようなことを支援するためのクオータ制(Quota System)、つまり今念頭においてるのは、候補者の一定割合を女性の枠にしていくというようなことを我が党として前向きに検討していくというようなことを役員会で決めたことです。この問題は塩村文夏議員に対する、不適切な女性蔑視とも捉えうるような卑劣な野次があったわけですけど、色々調べていくとやはり各地域で女性がある程度多く居る地方議会などに於いては、そういうことは当然意識も変わっていくでしょうから、こういうようなことは、皆無かどうかは知りませんが、少なくても露骨な形でのこういうセクハラというか差別的なことは少ないというのに対して、女性議員が殆ど居ないようなところに於いて、こうしたことが横行してるということなどもある程度、傾向性があると見えますし、私達みんなの党としても、女性をしっかりと進出を促進するためにも、クオータ制(Quota System)の導入ということを、これは勿論、国としての制度として導入すべきかどうかということは議論としてはあるでしょうが、つまり法律などで国によっては候補者の何割は、若しくは議員の何割は女性にすべきだという、そういう国もあるようですけど、これは当然、憲法上の議論も呼んでくる話ですから、そうしたこと以前に、まずは我が党として自主的な取り組みとして、女性の一定の割合を女性にしていくということを前向きに検討していくということを役員会で決定致しました。詳細についてはこれからの話になると思います。具体的に地方選挙なのか、国政選挙なのか、若しくは地方選挙といっても現実に、一つの市町村の選挙区だけを見れば、女性が何分の1といっても定数1のところに男性だけ出せば100%で女性0になってしまいますし、女性を出せば100%になってしまうわけですから、そういうことというよりは、例えば統一地方選であれば、統一地方選全体ということを念頭に置くのか、もしくは国政選挙に於いてもどうするのか、詳細については今からの議論になります。ただ議論の中では4分の1を一つのメド、この数に絶対的根拠を置いている訳ではないですけれども、当然変わってくる可能性はありますけれども、4分の1を一つの念頭に置いてメドとして、女性を候補者として行きたい。勿論その後当選するかどうかというのは有権者の審判選択という事が当然有る訳ですけれども、そうした事を前向きに今の方法で考えていきたいという事を決めました。具体的には党の組織の中では、選挙に関係する部分もありますし、一方で政策問題でもありますし、党の組織にも関係する事で、色々部署を横断的に議論しなければいけないので、幹事長である私のもとで詳細について議論していくという方向性になった所であります。
あと先週の記者会見でもご報告したと思いますけれども、先週の役員会の中で江口克彦議員の離党届けについては承認・了承をされた訳でありますけれども、受理の日付とかについては代表一任という事であった訳ですけれども、本日付けという事で今日、役員会で報告があった所でございます。
私の方からは以上でございます。
(2014/7/9みんなの党定例会見より)
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