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  • 月別アーカイブ: 2010年6月

けんいちブログ

県議会

2010.06.19

 クイズです。「55vs20vsゼロ」とは何でしょうか。
 答えは千葉県議会の「自民党vs民主党vsみんなの党」の勢力図です。
 千葉県議会の定数は95。現在5名の欠員がいるので実際には90名が在職しています。
 その勢力図は以下の通りです。
自民党    55人
民主党    20人
公明党     7人
共産党     4人
市民ネットなど 4人
みんなの党   0人
 前回の県議会議員選挙は3年前の4月に行なわれています。「みんなの党」の結成は昨年8月です。ですから前回選挙の時には「みんなの党」は存在さえしていませんでした。
 選挙ではよく「組織固め」という言葉が使われます。系列地方議員や業界団体の組織をフル稼働させることなどを指します。
 そういう見方からすれば「55vs20vsゼロ」の中で参議院選を戦うのは無謀かもしれません。
 しかし国民の声をいま一番体現できるのは「みんなの党」だ、という自負を持っています。
 その中で果敢に挑戦してきたいと思っています。

手ごたえ

2010.06.19

 街頭演説などの活動をしていると、記者の方からよく「手ごたえはどうですか」と聞かれます。今まで何回か立候補経験がありますが、正直なところよく分かりません。というか「手ごたえ」という曖昧なものは、あまり信じていないというのが本当のところです。

 確かに「頑張って」とか声をかけてくれる人はいます。しかし逆風の時でも「頑張れ」という人はいます。例えば自民党は大敗した昨年の総選挙でも全国で比例で26%の票はとっています。ですからそうした大逆風でも自民党に対して「頑張れ」と言う人がいても、全然不思議ではありません。

(逆に民主党も大敗した2005年の郵政選挙で比例区では30%の票を獲得している)
 結局、「頑張って」という人が何人かいたからといって(それはそれでありがたいですが)、「手ごたえは良い」と思うととんだ勘違いになります。世の中の逆風が止んでいることを意味しているわけではないからです。

 他に「手ごたえ」の尺度になるものとして、次のようなものが挙げられます。
 ・手を振ってくれる人が多いか少ないか
 ・チラシの受け取り具合が多いか少ないか

 こうしたことを気にする候補者も多いようですが、私自身は客観的な世論調査ならともかく、あまりそうした体感は信じないというのは、さっき述べた通りです。

ここまでそう書いておきながら平気で矛盾することを言うようですが、いま体感で「みんなの党」への期待が非常に高い感じがします。街頭演説などをしていると特にそう感じます。

もしかすると「みんなの党」への期待というよりも民主党・自民党への幻滅の裏返しだけなのかもしれませんが「期待できるのはみんなの党だけ」という雰囲気があると思います。

そうした声に応えられるべくしっかりと気を引き締めて選挙に臨みたいと考えています。

図書館

2010.06.19

 私が中学高校生の頃、学校(私の通っていた学校は中高一貫だった)から歩いて数分のところに都立中央図書館という図書館がありました。
 ここは16歳以上しか入館できないという年齢制限があったので中学生は入れませんでした。それだけに中学生の時、同級生が「高校生のふりをして入った」などというのが一種の武勇伝のようになったりしていました。いま思うと可愛い武勇伝です。
 また「○○先輩は中央図書館で△△(女子高の名前)の彼女と一緒に机並べてたぞ」などというのが話題になったりしました。これまたいま振り返ると可愛らしい日々だった気もします(ちなみにうちの学校は男子校でした)。
 さて国会議事堂の傍には国立国会図書館があります。こちらは18歳以上(昔は20歳以上でした)でないと入館できません。
 国会図書館には「調査及び立法考査局」という部門があり、ここは国会議員のために資料集めをしたり、調査研究をしてくれます。国会議員からすればありがたい存在です。
 米国議会の図書館にもCRS(コングレショナル・リサーチ・サービス)という同様の部署があり、スタッフ数などは日本の国会図書館よりもずっと多くいます。
確かにこうした機能を持つ部署があることには意味があります。議員が政策を立案にしようにも資料集めなどを全部自分でやるというのでは効率が悪くなります。
資料も役所に依存するだけでは、その役所の都合のよいデータしか出してきません。だからこそ国会図書館という中立機関が必要になってきます。
 問題は議員がこうした国会図書館の機能を使いこなせるかどうかです。役職だけを欲しがって政策立案には無縁という政治家には、国会図書館のこの機能は無用です。
そんな議員ばかりになっては国会図書館も単なる宝の持ち腐れです。しっかりと利用して、よりよい政策作りをしていきたいと思います。
 注)今回、この原稿を書くために調べてみたら現在は都立中央図書館の入館には年齢制限はなくなっているとのことでした。

雨の日

2010.06.18

梅雨の季節になりました。どうも雨の日は好きになれません。街頭演説もやりにくいし、何より私は雨に濡れるのが嫌いです。風邪を引く最大の原因ですから。

だから特に選挙戦中は濡れないように気をつけていました。以前、衆議院選をやった時に「雨に濡れながら街頭演説をした方が有権者に感動してもらえる」とアドバイスしてくれた人もいましたけど、雨に打たれるのばっかりはどうにも苦手です。

それにそんなことで本当に有権者の投票行動が左右されるのかなあ(?)。ともあれ私は「その場で感動させる」ことよりも「選挙戦最終日まで体調管理をしてきちんと有権者に訴え続ける」というが大切だと思いなるべく傘をさしました。

 国の政治も同じだと思います。その場限りの人気取り(例えばバラマキ政策)よりも長期的に国家国民のためになる政策を選びたいと思います。

民主党の政策が無責任なバラマキだということは明白ですが、自民党にも「バラマキにはバラマキで対抗しなきゃ選挙に勝てない」という発想の人が多くいるのは困ったことです。二大政党がそうだからこそ「みんなの党」がしっかりとしなければなりません。

成田市

2010.06.18

 千葉県は日本の表玄関と言われます。国内最大の国際空港・成田空港があるからです。

私は今は佐倉市民ですが、以前2年間ほど成田市に住んでいたことがあります。

成田市は人口は12万人で県内14位ですが(私が住んでいた頃は下総町・大栄町と合併する前なので9万人くらいだった)、全国有数の集客施設(?)を2つ持っています。成田空港と成田山新勝寺です。

 私が住んでいた場所は新勝寺から歩いて5分くらいの所でしたから、正月になると車の乗り入れ制限の対象区域となりました。自分たちは近隣居住者ということで、立ち入り許可証のステッカーを貰って出入りしたものでした。

 さて成田空港の話に戻りますが、私が住んでいた頃は「新東京国際空港」が正式名称でしたが、2004年に「成田国際空港」に改称されています。

 そして来月には「成田スカイアクセス」という鉄道が開通します。都心と30分台で結ぶというのが謳い文句ですが、喜ばしいことです。

成田空港は都心から66km離れているために「遠くて不便」とよく言われます。しかし何も急に遠くなったわけでありません。そんなことは空港建設時から分かっていたことです。

それでも国策として空港を作ったのですから「近くて便利」にする責任は国にあるわけです。だからこそ私もこの新高速鉄道(当初はBルートとか成田新高速鉄道と呼ばれた)の開業のため力を尽くしてきました。

公共事業は往々にして当初の予定よりも工期も伸び建設費も膨れ上がる傾向にあります。その点、この「成田スカイアクセス」の開業目標が2015年から2010年に前倒しされ、しかもそれが達成されることは異例のことだと思います。関係者の努力に敬意を表したいと思います。

励み

2010.06.18

 各地で街頭演説などをしていると様々な人と出会います。かなりの人と会っているつもりでも千葉県の人口は600万人。実際にお会いできるのはそのほんの一握りにすぎませんが・・。
 「頑張ってください」とか「民主も自民も駄目だ。みんなの党に期待している」と言われるのも素直に嬉しいものですが、「ブログを読んでる」とおっしゃっていただくのは相当嬉しいものです。わざわざアクセスしてくれているわけですから。
そういう声を励みに、千葉県から政界再編のうねりを起こしていきたいと思います。

NPO

2010.06.17

 NPOの人たちと話す機会が増えました。自民党には「NPO=新左翼」と考えて、毛嫌いする人が結構いるのも事実です。
もともと私は地球温暖化問題に関する情報公開請求で環境NPOと協同して活動していたので、NPOへの違和感は持っていません。むしろNPOの中には行政以上にその分野での知見を積み重ねている例が多いのも見ています。
 だからといってNPOを何でもかんでも「市民の味方」として美化したり盲信するつもりもありません。要はどの世界でも同じですが玉石混交なのでしょう。
NPOだから善だとか悪だとかレッテル貼りをするのではなく、しっかりとその実績・業績を見極めながら、国政に反映させるべき貴重な意見・提言はきちんと反映できればと思います。
 *情報公開請求についてはこのホームページの「賢一の主張」の2002年2月、2005年6月、2007年2月に詳しく載せています。ご参照ください。

一院制(その2)

2010.06.17

 諸外国の議会を見ると以下のようになっています。
二院制の国・・・日本、インド、イギリス、フランス、ドイツ、米国など
一院制の国・・・韓国、台湾、スウェーデン、デンマーク、ニュージーランドなど
このうちスウェーデンやデンマークなどは二院制から一院制に移行しました。逆に一院制から二院制になる国は、ほとんどありません(当然でしょうが・・)。
 さて「一院制を導入すべきか」という議論になると、一番反対するのは参議院の人たちです。一院制導入というのは「衆参を統合した一院制を導入」ということなのですが、どうしても「参議院廃止」だと勘ぐるのでしょう。
党派を問わず参議院議員は「自分たちを軽視するな」と反対の大合唱になります。いわば保身の本能です。
 たださすがに「自分たちのポストがなくなるのが嫌だ」という本音は言いにくいのか、参議院の存在意義を強調することになります。そこで予算審議重視の衆議院に対して決算審議重視の参議院とかいろいろと言い出しますが、付け焼刃の印象がぬぐえません。
 一院制を導入するには、憲法改正が必要になります。憲法第42条には「国会は、衆議院及び参議院の両議院でこれを構成する」と規定されているからです。
憲法改正にはまず衆参両方の院でそれぞれ3分の2が賛成する必要があります(その後、国民投票で過半数が賛成する必要もある)。つまり参議院議員の3分の2の賛成も必要です。
それだけにほとんどの参議院議員が本能的に反対する一院制導入はハードル高いといえます。逆に言えば、一院制に前向きな政党(つまり「みんなの党」)を参議院でも躍進させないとこの部分の改革は手つかずになってしまいます。
 保身や既得権を守ろうと考える人ばかりが参議院にいたのでは改革は進みません。

一院制(その1)

2010.06.17

 「みんなの党」は行政改革や公務員数の削減に特に力を入れています。これらの改革に痛みが伴うのは事実です。しかし国の将来のためやらなければなりません。
 ただ痛みを伴う改革を言う以上、国会議員も痛みを分かち合うのは当然のことです。議員が身を切るといえば、まず定数の削減です。
 民主党のマニフェストにも衆議院議員を80削減し、参議院もそれに準じて削減と書いてありますが、政権交代後、この話が進んでいるとは寡聞にして聞きません。
 地方議員の数は市町村合併などによって激減しています。国会議員数だけが手つかずというわけにはいきません。定数削減に踏み込むべきです。
 そしてより抜本的な良策は一院制を導入することです。そうすれば議員数を減らせるだけでなく、国会の職員も大幅に減らせます。
 衆議院の職員数1800人、参議院の職員数1200人ですから大企業並みです。しかもずいぶんと業務も重複しています。以前は速記の人も別々に採用していたくらいです。
今でも厚生労働委員会、農林水産委員会といった各委員会は両院に存在するので、両方に調査室などがあり、まったく重複した業務を行なっています。一院制にすればこうした無駄はなくなります。
 そもそも国会に二つの院が必要なのかという根本問題を考えてみましょう。二院制を擁護する人たちは「第一院の暴走をチェックする必要がある」「慎重審議のためにも二院が必要」などと言います。
 しかしそれと同時に弊害もあります。「時代の流れに合った迅速な決定がしにくくなる」、「二つの院の議決が異なる場合に、何も決められなくなる」、「議員・職員数が多くなりコストがかかる」などです。
フランス革命の理論的指導者アベ・シェイエスは「第二院が第一院と同じ結論を出すならば無用だし、違う結論を出すなら有害だ」と言ったとされますが、含蓄のある言葉だと思います。私自身は将来的には、一院制でよいと思っています。「みんなの党」もそれを掲げています。
「二院制で慎重審議を」という主張もあまり本質的な指摘ではありません。慎重に議論すべきならば一院の中で審議時間を確保して徹底審議をすればよいだけのことです。現に地方議会はどこでも一院制です。国だけがどうしても二院制でなければならないということはないでしょう。
 二院制から一院制へという改革の最大の抵抗勢力は、特定の政党・圧力団体というよりは「参議院」そのものですが、この点については次号で。
  (本日からブログの更新頻度を増やす予定でいます)

人権擁護法案

2010.06.16

 人権擁護法案という法案があります。2002年に政府が国会に提出しましたが廃案になったものです。
その後、再提出の動きがありましたが、自民党内で反対の声が上がり提出に至りませんでした。そしていま民主党政権がどう扱うかが注目されています。
 これについて私は反対・慎重という立場です。人権擁護法案という名称だけを聞くと素晴らしい法案のように聞こえますが、中身はまったく逆で、人権侵害・人権蹂躙につながる危険性が極めて高いからです。
 つまり名が体を表わしていないわけです。まあ看板に偽りがあるのは、今の第一党「民主党」もそうですが・・。名称こそ「民主」ですが事実上、小沢一郎幹事長の「独裁」政党になっていましたから。
 小沢一郎氏がとりあえず幹事長を退いたからといって、これまで「小沢独裁」に唯々諾々と従っていた人たちが、胸を張って「民主」と言えるのかどうか・・。

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