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けんいちブログ

忠臣蔵

2010.05.08

 「みんなの党」の渡辺喜美代表は夏の参議院選挙に47人の候補者を擁立したいと言っています。47というのは全国の都道府県の数です。
参議院の選挙区は都道府県単位なのでどの県にも一人は立てたいということです。一人区など現実に擁立しがたいところでも最低でもその県ゆかりの比例候補を立てれば47人になるというわけです。
 3月頃は「20人以上」と言っていましたから大幅な上方修正です。それだけ「みんなの党」への期待が高まっていることの表われだと思います。
 さて47人といえば忠臣蔵です。赤穂義士・四十七士の数でもあります。官僚統制や中央集権に切り込み、討ち入る数としてはふさわしいといえます。
 渡辺代表は言っています。「四十七士だと討ち入った後は切腹か、と言われるがその覚悟でやる。そうすればもしかすると天野屋利兵衛のような人がサポートしてくれるかもしれない」。
 天野屋利兵衛は四十七士を支援したとされる義侠心あふれる商人で歌舞伎では「天野屋利兵衛は男でござる」の名台詞で有名です。
 忠臣蔵の討ち入りは元禄15年12月14日。雪の日でした。「みんなの党」の討ち入り(選挙)は7月11日と見られています。雪が降ることはありえません。
 ただ共通点は討ち入りが延期されることもある点です。大石内蔵助は当初12月5日の討ち入りを考えていましたが、14日に延期されました。
 参議院選も国会日程によっては7月25日への延期の可能性もあります(理論上は8月24日までありえる。なお投票日が慣例通り日曜日だとすれば理論上一番遅いのは8月22日となる)。
 忠臣蔵の討ち入りは延期されても成功しました。私たちの挑戦も延期されようがされまいが成功させるべく力を尽くします。

上海万博

2010.05.07

 子供の時の記憶というのは何歳くらいの頃までさかのぼれるのでしょうか。三島由紀夫は『仮面の告白』で産湯に浸かった記憶があると書いていますが、そんな超人的なことは私には縁遠い話です(まあ『仮面の告白』は自伝的小説とはいえ小説ですからどこまで本当か分かりませんが)。
昭和41年生まれの私にとっての最初の記憶は大阪万博に行ったことです。大阪万博は昭和45年ですから4歳頃のことです。といっても「人がたくさんいた」くらいの断片的な記憶しかなく、万博の象徴だった岡本太郎「太陽の塔」は覚えているような覚えていないような・・。
 いま上海で国際博覧会が開催されています。2008年の北京五輪に続き、台頭する中国の象徴的なイベントになっています。中国のGDPは今年にも日本を抜いて世界第2位になるのは確実とされています。バブル景気が崩壊した1990年時点では日本の8分の1だったことを考えるとその急成長ぶりが分かります。
問題は経済力だけでなく軍事力まで急成長しているという点です。いたずらに敵視する必要はありませんが安全保障という観点から警戒感を持つことは大切です。
 それにつけても思い起こすのが昨年12月の小沢一郎幹事長率いる600名を超す大規模訪中団です。「友好、友好」と唱えているだけで、あとは記念写真ばかり取っている場合ではないと思うのですが・・。

質問主意書

2010.05.06

 国会質問には本会議での質問と委員会での質問があります(国会法には「質問」と「質疑」を別のものとして書いていますが、話がややこしくなるのでここでは「質問」で統一します)。
本会議の質問は言いっぱなし、答えっぱなしなのでやや演説調になりがちなのに対し、委員会は一問一答ですから鋭い追及も可能です。とりわけNHKの国会中継がされる時の予算委員会で質問することは国会議員にとっての晴舞台といえます。
 一方であまり知られていませんが国会議員は書面で質問をすることもできます。これが「質問主意書」です。これを出すと政府は7日以内に書面で答弁しなければなりません。
国政に参加することができたならばこうした質問主意書も大いに活用しながら政府の見解を正していこうと思います。また提出した質問主意書やその答弁についてはホームページ上に公開していくつもりです。

税金の無駄遣い

2010.05.05

 「税金の無駄遣いをなくす」。これは私にとって最重要課題の一つです。もっとも無駄遣いをなくすというのはどの政党もどの候補者も口では言います。まさか「無駄遣いすべきです」などという政党や候補者がいるはずがありません。
 ですから口で無駄撲滅を言うかどうかにそれほど意味があるとは思いません。実際に実行するだけの専門知識や覚悟があるかどうかが問題です。
 さて民主党ご自慢の事業仕分けについてです。これについては私も一定の評価はしています。他党がやっていることであっても、けなすだけでなく評価すべき点は評価してもかまわないでしょう(一方で民主党が政治ショーとして利用している面があるのも事実ですが)。
 ただこの事業仕分けでやっているのは個々別々の無駄の洗い出しです。確かに一つ一つの事業について無駄があるかどうかを精査することも重要ですが、無駄の温床となっている制度や構造に切り込むことも重要です。無駄の温床といえば何といっても特定財源や特別会計です。
 だからこそ私自身もそこに切り込むために力を尽くし、最大の特定財源だった道路特定財源の廃止に至りました。今後ともこうした課題には力を尽くしていきます。
 *道路特定財源の廃止についてはこのホームページの「賢一の主張」2009年6月、2008年2月などに詳しく述べています。ご参照ください。

みんなの党の役割

2010.05.03

 普通、政党というのは選挙で自党の議席拡大を目指します。「みんなの党」もその例外ではありません。とりわけ来るべき参議院選である程度の議席を確保すればキャスチングボートを握れるからです。
そうすれば小党といえども私たちのアジェンダ(日本国と国民にとって良い政策だと考えています)を大政党に飲ませることも可能です。さらには政界再編によって今の二大政党による閉塞状況を打破することにもつながります。

 ただ「みんなの党」が他の政党と違う点もあります。将来にわたって党勢拡張をし続けようという政党ではないのです。いま「みんなの党」は衆議院に5議席持っています。それを次の総選挙では30議席、その次は100議席、さらに次は200議席と増やしていって政権を取ろうという政党ではありません。

そんなことを狙っているのではなく政界再編の触媒・起爆剤になるための捨て石になろうとしている政党です。だから逆にいえば再編が起きずに10年後にまだ「みんなの党」という政党が存在し続けていれば、私たちの挑戦は失敗ということになるのかもしれません。

 政界は一寸先は闇です。再編が起こるかどうかは断言はできません。ただ「みんなの党」は小さくとも覚悟を持った集団です。その心意気で動けば必ず政治を動かせると信じて行動していきます。

政治家と年齢(その3)

2010.05.02

 これまで衆議院選に5回立候補しましたが、小選挙区に立候補するのは一選挙区当たりだいたい3~5名くらいですから、相手候補というのは5回でのべ15人いました。

その中で、私よりも若い相手というのは今までいませんでした。自分の選挙区の中では、候補者中最年少だったわけです。
今回、参議院選への立候補を表明しましたが、同じ千葉選挙区で出馬表明している中で、民主党や共産党の方で私よりも若い人がいるので初めて年下の方とも戦うことになります。

表明済みの候補者の平均年齢は47歳なので、43歳の私(7月21日が誕生日なので投票日が遅れると44歳になる)はまだ平均よりは若い方です。

ともあれ人は若年だろうと老年だろうと日々必ず年をとっていきます。そしていずれの日か次の世代へと国や社会を引き渡していくわけです。その時に次の世代の人たちから「水野賢一は立派な仕事をしてくれたなあ、国や社会のために真摯に尽くしてくれたなあ」と言われるように働いていきたい、それが私の信条です。

八方美人

2010.05.01

 普天間問題が迷走しています。火をつけたのは鳩山首相自身です。昨年の総選挙時に何の成算もないまま「国外、最低でも県外移設」と約束したからです。
選挙目当てにその場限りの甘いことを言って、後で取り繕うために右往左往するというのが民主党政権で何度も繰り返されている図式ですが、その典型例でしょう。
 政権獲得後も皆に甘いことを言う体質は変わっていません。沖縄には「沖縄の思いを大切にし」と言い、米国には「トラスト・ミー」と言い、社民党にも配慮してという八方美人ぶりです。これでは問題が解決するわけがありません。
 何かを為すということは何かを犠牲にする勇気を持つということです。政治では「税金は下げ、福祉は手厚くし、財政危機も解消すれば、景気も良くする。官僚にも喜ばれれば、労組にも歓迎されて、国民のためにもなる」などという都合のよい政策はありえないのです。そういうことを言う人は詐欺師か、結局何もしない人かどちらかです。
 「みんなの党」は厳しいことであってもはっきりと主張します。苦い薬でも飲まなければいけない時もあるからです。例えばマニフェストに「公務員組合のヤミ協定、ヤミ専従などを根絶。違反者は即免職。刑事罰や個人賠償も導入」や「国家公務員の総人件費を3割以上カット」と唱っています。
必要な改革を推進する時は「断じて行なえば鬼神も之を避く」という気概で断行すべきだと思います。

新党の老舗

2010.04.30

 参議院選挙を前にして次々と新党が結成されています。乱立といえるかもしれません。

鳩山邦夫氏の自民党離党に始まり、「たちあがれ日本」「日本創新党」「新党改革」など続々と出てきました(新党改革は厳密には新党ではなく、旧来の改革クラブに舛添要一氏が入党して党名変更しただけですが、便宜上新党として扱います)。

「みんなの党」などは新党の中でも老舗(ちょっと語義矛盾かな?)と言えるくらいです。
 “民主党には幻滅したが自民党には戻したくない”という人が多い以上、新党ができるのはむしろ自然なことなのかもしれません。それに選択肢が増えること自体は国民にとって悪いことではありません。

ただそうした新党の中でも「みんなの党」は異彩を放っていると思います。まず単なる数合わせでなく、政策や理念で結集しているという点です。

さらにその政策もしっかりとしています。「みんなの党」は「小さく効率的な政府」を目指しているという点で他党(既成政党も含む)と大きく異なります。他の政党がバラマキや政府の肥大化を掲げているのに対し、「みんなの党」はそうした政策に明確にNo!をつきつける唯一の政党です。

もちろん「みんなの党」は無政府主義者ではありませんから国や政府の役割を否定しているわけではありません。政府はやらなくてよいことまでお節介に介入するのではなく、本来やるべきことをきちんとやれという考えです。

つまりどこかの政権にみたいに「やらなくてよいバラマキ(子ども手当など)に固執する割には、外交・安全保障などやるべきことで迷走している」ことの逆をすべきだと主張しているわけです。

出馬表明

2010.04.28

 第22回参議院通常選挙・千葉選挙区への出馬を表明しました。「みんなの党」公認での出馬となります。

定数3のこの選挙区にはすでに民主党2人、自民党2人、共産党1人などの方々が立候補を表明していますので後発の身としては大変厳しい戦いになるのは覚悟しています。しかし挑戦する限りは全力を尽くしてまいります。

 政策については本ホームページの「基本政策Q&A」をまもなく改訂する予定なので詳しくはそちらでご覧下さい。また「賢一の主張」コーナーにはこれまでの論文などが掲載されているのでご一読いただければ幸いです。

 いま「民主党には幻滅したが自民党には戻したくない」という方は極めて多いと思います。私自身もその気持ちを共有しています。

「みんなの党」は民主党のような“バラマキ”にも自民党のような“しがらみ”にもはっきりとNo!を突き付ける改革政党です。こうした真の第三極が夏の参議院選挙で躍進することが不可欠だと考えております。私自身も力の限りつくすことをお誓いします。

離党

2010.04.26

 本日、自民党に離党届を提出いたしました。私自身にとって離党というのはもちろん初めてのことですから、大袈裟でなく清水の舞台から飛び降りるという気持ちでいます。また4期自民党衆議院議員をつとめた間の様々な思いが去来し心苦しい思いもあります。

 このブログの4月21日号をお読みの方はお気付きかもしれませんが、「みんなの党」に入党し参議院選を目指すということが念頭にあるのは事実です。

この点については後日、記者会見で正式に表明させていただきたいと思います。また当ブログでもあらためて述べるつもりでいます。
先例を見ると離党届の受理ではなく除名などの処分もあるようですが、そうしたことは私が決めることではなく、自民党の党紀委員会が決することなのでここでは触れません。

 自民党に所属していた時もその政策や体質を常に全面肯定していたわけではありませんが、当時は「自民党公認として議員に選ばれている以上、歯を食いしばってでも党内に残り、その中で必要な声を上げ続けるべきだ」と考えていました。

しかし野党に転落をするという激変を経ても改革への消極姿勢や長老支配が続く党の姿を見ると、むしろこの政党を離れて政界再編を目指す方が良いのではないかと考えるに至りました。

草の根で頑張っている地域の自民党の方々に対しては感謝の思いこそあれ何の不満もありませんが、中枢の本部がしっかりしない以上、この政党に見切りをつける時期かと考えました。

 政治家にとって政策や理念には一貫性が必要なのは言うまでもありません。ですから所属政党を転ずることに批判があるのは十分に理解します。ただ私自身の政策や理念がブレたり変わったりしたわけではありません。

政策・理念を実現し、より良い国づくりをするための手法として自民党という耐用年数切れの政党に所属するよりも離党し、再編を目指す方が良いと思うようになったわけです。

私は「党の前に国家国民がある」と信じております。今後とも国家国民のために全知全能をささげる覚悟でおりますので、心情をご賢察のほどよろしくお願い申し上げます。

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